もしかして、全く結露しない住宅が 高性能だと思っていますか?
新築後に、それで体調に不安を感じている人が多くいるのを御存知でしょうか
→ → そのような住宅は、乾燥している為に アレルギーなどを悪化させる事があります
省エネ性能 断熱性気密性って
C値(気密性)と Q値(断熱性)
共に建築会社が住宅性能の基準として自慢したがりますが
○C値2.0cu/uは北海道並とか 5.0cu/uでは(南)東北基準とか・・・
(近年はアルミサッシと全面クロス施工だけでも 旧来の建物より格段に気密性は上がっています)
○Q値では 1.6W/u-Kが北海道、 2.4W/u-Kが(南)東北とされています
住宅性能として高いのは理解できると思いますが
1月の15度は暖かく、8月は20度でも肌寒く感じるのを思い出してください
⇒ 高いのレベルの住宅性能は必要と呼べる性能ではないのかもしれません
大きな価格差がある場合の住宅性能は、冷静に考えてみては如何でしょうか?
暖房費を抑えたつもりの住宅で
たとえば
貴方が33歳の夫婦で、両親が59歳、小1と小3の6人暮らしと仮定し
定年まで約30年、35年の住宅ローンを組み6LDKの新築をして
第一子が東京などの大学へ進学すると仮定すると、一緒に住むのは あと10年
小1の第二子と一緒に住むのはあと12年
親御さんが80歳になるまでまで 21年です
今は
・6部屋(6) +LDK(1) +トイレ(2) +お風呂(1) +廊下(3)
=13区画 家中をを冷暖房する必要のある期間は10年
時間の経過と共に
・2部屋(2) +LDK(1) +トイレ(1) +お風呂(1) +廊下(1)
=6区画 を部分的に冷暖房すれば充分になるかもしれません
⇒ 高断熱高気密の住宅で暖房費を抑えた住宅を建築しても
家族の数が変わると、冷暖房費が余分で高額(ムダ)になるかもしれません
省エネの落とし穴
多くの断熱性と気密性が高い住宅の 大部分でおこっている事
全く結露しない住宅 ≒ 乾燥住宅かもしれません
・
乾燥住宅は、インフルエンザ等の感染症に罹り易くなるだけでなく、アトピーや喘息の原因にも
なっているようです
高い気密性によって 家の中のハウスダストや ダニ、カビが原因(やや重い)のアレルギー物質が
排出されず、濃度が高くなりやすいのも建築業者さんが教えてくれない(悪い)特徴で、それは食物アレルギー
の原因にもなるのが住宅の乾燥です
人間の生活には40%〜60%の湿度が必要で、低くなると上記の病気の原因になります
必要な湿度になっている部屋でも天井近くと、床近くで温度差があり、窓の近くでも温度が下がります
健康湿度60%とは、暖房の温度設定を変えた時 窓の下部に水滴が付着する湿度なのです
夜間温度設定を6℃をこえて下げ、起床時 窓に水蒸気が付着していない場合でも 僅かな水滴が
みられない時は要注意です
建築業者の種類
木造軸組みー木造2×4−鉄筋―鉄骨 種類の選び方は趣味嗜好ですが、
大手準大手(ここでは毎週引渡しの年間50棟以上)、中堅(ここでは年間10棟以上)、その他家族的工務店に分類します
@品質について建築業者の規模による分類は困難です、個人経営の工務店の建てた家に100年以上住んでいる例もみられる一方、準大手と呼ばれる建築業者でトラブルが続出している例も少なくないようです
・大手準大手の建築業者は、設計資料などをしっかり保管している事が多いようです
・家族経営の工務店は、「おじいちゃんが亡くなって(廃業)図面を廃棄してしまった」
例が多くみられます
A価格につては大手準大手の多くは、ローコスト住宅をやりたがらない業者が多いようです
設計―営業ー施工と分業がうまく出来ていれば、大きな空白期間が出来ないので特別値引きの
必要性が低いようです
小さな建築業者は、暇になると大きな値引きが出やすくなります
が、それは経営の不安定さの裏返しかもしれません
メリット デメリット
大手 準大手
・デザイン性が高く安定した品質の住宅を選べる可能性が高い
・仕入れの単価が安くなっている事が多い(建築価格は別)
・設計や現場の職人さんが病気になっても品質と納期を守れます
・ローコストメーカー以外は、保証期間内であれば対応してもらえることが多い
・保証期間を過ぎると、単純なモノでも費用が発生する事がある
(建築数的に)中堅
・好きでやってる人が比較的多く、自由度の割には価格が上がり難い事もある
・設計や現場の職人さんが病気になってもある程度の品質と納期を守れます
・建物の保証やメンテナンスを丁寧にする業者も多い
・世襲の場合の一部に経営難になる場合がある
家族的工務店
・比較的融通が利く場合がある(実際にはその範囲は小さい)
・(作業費のみの)木工事などを無料でしてくれることが多い
・仕入れの単価が安くないので、住宅機器の価格が高くなりやすい
・跡取りがいない場合に、建築資料を焼却してしまう等 工事以外は雑な事が多い
・主要な人の体調などにより急に廃業する場合がある
長期保証、耐久性
昨今の建築業者さんは、2000年施行の”
品確法”による 引き渡しからの10年保証が義務付けと、
2009年からの”
住宅瑕疵担保施工法”により保証の為の保険加入か 保証金の供託が義務付けられました
しかし、
保険に加入している建築業者でも安心はできません
その保険の支払いは基本的に建築業者へ支払われる仕組み
保険金は(倒産していない場合を除き)建築業者へ支払われる仕組みになっており その支払われる瑕疵は”目視で確認できる証拠”などが無いと認めない場合が少なくないだけでなく
保険金の支払いを受けるとその後の建物検査が厳しくなるので、建築業者は瑕疵を見つけても保険金請求を避けると言われています
瑕疵担保保険に加入しているから安心なのではなく
その建築業者が、無料メンテナンスを多くしているか否か が重要
瑕疵担保保険加入は義務なので全ての業者が加入している筈
保険で支払われるトラブルは重大な場合だけです、それらは
10年では起こりえないトラブルの保険と考えましょう
逆に”保険によって修理をしている”場合は 重大な施工ミスや手抜きをしていた
事が発覚した可能性があります
可能な限り、10年以上前に建築した家に住んでいる人の意見を聞いたり、多くの建物を見ている人達
(銀行員や不動産屋)が建てている建築業者さんが安心です
家族の健康
無垢材(F☆☆☆☆)
建築材料を変えた住宅でシックハウスが激減したデータは見つかりませんでした
無垢材の使用で、実際にアトピーや喘息 アレルギーが減る事はないのかもしれません
(実際には、ホルムアルデヒドやトルエンなどのアレルゲンと呼ばれる物質の放散が高いのは築後60日〜120日で、季節的要因を加味しても1年半で放散は 数十分の一から数千分の一に下がります)
結果的に無垢材の使用効果があるのは建築後60日〜120日で、それ以降はダニリスクの高くなる建築材料となっているようです
無垢材はアトピー性皮膚炎や喘息の原因(2/3以上が大きな影響)と呼ばれているダニが住みやすい建築材料なのを無視する事は出来ません。 無垢材が合う体質の家族かどうか? 考えては如何でしょうか
24時間換気
多くの建築業者で採用している第3種換気では、
アレルギー物質を屋外に排出する換気ではないのです
花粉やダニの死骸とフンは 7秒〜5分で床に落下(2m落下時間)するので、
部屋の上側についている換気扇等ではアレルギー物質を屋外に排出する能力
は極めて低いと言わざるを得ません
(1μ以下の大きさのタバコの煙などは、浮遊し続けるので事件の経過と共に薄くなり続けます)
空気清浄機も同じ理由で、落下後には清浄能力を発揮できないのでアレルギー物質濃度
を下げる効果は限定的かもしれません
アレルギーを改善する?(発症しないようにする)
建築資材や住宅機器への過度な依存はしないで、必要な換気等によってアレルギー物質濃度
をこまめに下げる事が必要です
余談になりますが、布団専用掃除機ではダニの死骸とフンしか除去できません
UVではダニは死滅しませんので 誤解の無いように利用して下さい
「アレルギーがよくなる」と言い切る建築業者はウソつきです
建築材料でアレルギーへの効果があるのは僅か数十日〜数百日だけです
生活スタイルを変えてアレルギーを改善しましょう
リセール(住み替え)
リセール価格は建物の品質よりも、買いやすい価格や地域性が重要になります
同じ場所であれば価が第一になりますが、土地の面積や建物の面積ではなく
多めの駐車スペースと建物の部屋数のバランスが重要となる事が多いようです
建物の品質は当然必要ですが、ある程度以上の品質であっても価格アップは難しく
なります、高額な住宅を考える人の大部分は新築してしまうからです
短期的には、需要のある間取り
中期的には、建物の品質
長期的には、土地の価値
当然ですが時期により重要視される要素が変化するだけです
空き家の増えた日本では、
一つでも大きなマイナス要素があれば売れなくなります
今でも散見する地域がありますが
売れない不動産=子孫が永久に固定資産税を払う不動産
となる可能性があります、
総合的に
多くの日本人が、メルセデスベンツの自動車が良いクルマだと認識を持っていると思います。 しかし
その性能(特長)が必要では無い人にとっては、壊れにくく安価な○○○社製の自動車や、軽自動車の性能で充分だったり、軽自動車の方が便利だったりします
そして、
四輪駆動の必要な方
遅くても大人数が乗れるクルマが必要な方
4人乗れて燃費が良く安価な自動車・・・
必要な要素は人それぞれです
買える(借りられる)金額ではなく
、無理なく払える金額で
建築業者の考える性能の高い建物ではなく、
必要な性能が高い建物を
家族が健康で快適に暮らせる間取り、大きさ
高額でなくとも
耐久性の高い構造で、メンテナンス費の低い住宅
建築業者側の情報だけでなく 住んでいる人からの生の情報を
加味して後悔しない住宅を見つけましょう
住宅選びに迷った時はいらして下さい ↓↓↓
書ききれなかった事お教えします
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