得するケース
・日中 家では電気を使わない家庭なら
@発電した電気を24円kw(平成30年住宅用買い取り価格)で電力会社へ売り
A使う電気を深夜電力にできたら・・・
日中24円で売ったモノを、夜11円で買い戻せたら大儲けですね
(発電しない時に日中使った場合の料金は25円〜40円kw)
→得をする家庭では、太陽光パネルが発電している(明るい晴天の)間は、家庭で電気を使わず、夜間(深夜)に電気を使えば(大きく)得をします
○簡単な例では、共稼ぎで子供が通学していて(部活や塾等により)
日中は 誰も家に居ない家族が得をしやすい
他にも 深夜にお風呂のお湯を沸かしたり、
洗濯も深夜、IHの料理も夜にならば
電気代に関しては、得をする事になります
あれっ ・得をしにくいケース
×未就学児や退職した家族が一日中家の中で電気を消費していれば
売れる電気は少なく高値で売電できる量が大きく減ります
⇒ これでは、莫大な施工費の回収が難しくなります
※発電量は曇りで半分以下、雨で1/3、雪だと1/10以下にも
どんなに断熱性の高い住宅であっても 複数の部屋でエアコン冷房をしたり
一日中暖房をしていては、残念ながら凄く得をするとは言い切れません
(2013年に”大手建築業者で新築した4人家族で 床暖房を使い 1月の電気代支払いが
8万円を超えた5LDKの家庭があったりします)
(夜間電力の安い契約は、日中の電気料金が上がる事も一因で
冬期の電気代が上がってしまうトラブルがあります)
この場合、得をしたのは 工事をした会社だけになります
ー数値的に
山形市の日照量(時間)は県庁所在地で全国45位の1597.2(h)
1位の甲府市の 2213.9(h)より28%も少ない時間となっており
全国平均の1894.4(h)とくらべても15%少ないのが現実です
※降雪もあり日照時間全国ワースト3の山形は、秋田-青森の次に
全国で最も太陽光発電に向いていない地域と考えなくてはなりません
平成19年度の調査では、発電量の中で売電している割合は
58%〜63%が(全国平均)となっているようですが、実際には
共稼ぎ家庭が、発電時間(日中の)消費は極めて少なく平均値を
押し上げている事は、考えるまでもないでしょう
住宅の性能だけでなく、家族構成や
間取り、住宅機器の使い方も基本から
考えて 得するエコ生活をしましょう
やや話がそれますが、
→ → @例えば、エアコンの暖房は他の暖房よりも安上がりと
のデータがありますがエアコン暖房は外気温が下がると効率が落ちます
特に気温が低く風があると大きく低下します
→ → Aエアコンの冷房も、室外機の場所によっては温度による効率低下や、通風状態によっても効率が低下します(沖縄など熱い地域では真夏に室外機に水をかけている地域もあります)
→ → Bエアコンの暖房は室内が乾燥するので、小さなお子さんがいる家庭では加湿器が必要になったり・・・
→あれっ 1時間当たり0.5回の換気≒計算上2時間で部屋の中の空気が入れかわる24時間換気なのに、乾燥したりアレルギー物質が多いとか
自動車の燃費と同じように
カタログ通りの性能を発揮する事は殆んどありません
根本的に建物や住宅機器の特長と家族の生活スタイル考えて
使わないと、新しい製品ほど効果は小さいのかもしれません
蓄電池は100万円のものでも500Wを4〜5時間しか使えない上に、経年劣化により数年に一度買い替えなくては、非常時にはただの箱です
太陽光電力の災害時に使える ※最大電力は1500wが多く
自立運転に切り替えることで、電力を使える仕組みになっていますが↓
携帯電話 15W
扇風機 50W
テレビ 150〜270W
冷蔵庫 150〜500W
電子レンジ 800〜1500W
炊飯器 500〜800W
IH調理器 1000〜5000W以上
電気ポット 600〜1000W
オーブントースター 800〜1300W
ヒートポンプ式給湯器 1000〜1300W
エアコン 500〜1000W
ヒーター 500〜800W
こたつ 600W
※ 晴天の日中だけが利用できても
寒くて死にそうな夜間や、悪天候の時は役に立ちません
@カセットガスストーブなら 6.000円〜10.000円程度で買えて
重さも3kg程度(3時間/本)
熱量は 900cal/h (≒だいたい1KW相当です)
これを数台持っている方が安心? かと思います
A電気を必要とする場合にも、ホームセンターで売っている発電機等なら
どんな時間帯でも使え 5万円位で買えますので、ご高齢の家族のいる方なら
医療費と較べたら安いものです
B携帯電話の手廻し充電器なら 2.000円位〜
災害時に必要なものは、意外に安く手に入り
万一を考えて準備しても高額とは言えないモノが多くあります
これらは建築業者さん任せにしないで、家族の生活スタイル
健康状態、年齢によっても有効な機器も異なります
高性能を謳っている製品ほど 一定の条件から外れるとエコでもなく
便利でもないなんて事は少なくないのです
限られた予算の中で間取り・仕様・色・自分に合った建物
そして、家族が住みやすく災害に強い住宅・・・
個別の裏ワザや現実的な住宅の建て方(リフォーム方法)など
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